Negative Harmonyを語る上で五度圏の表を見ていていろんなことに気づきます。
五度堆積からできるスケールの話を先日書きましたが、これで面白いことできるんです。
C-G
まずCから五度進むとGがあります。この2つが出会うと完全五度の美しい響きができます。完全協和音程といいます。
C-G-D
そして次に進むとDになります。Gから見てDは完全五度上ですが、CとDは長二度、もしくは短七度の響きを作ってしまいます。不完全不協和音程の誕生です。偏った感じになります。
C-G-D-A
ここでCから見て短三度下、もしくは長六度上の音が出てきて不完全協和音程が誕生します。いわゆる和音の響きが生まれます。
C-G-D-A-E
先ほどの短三度と長六度の逆、長三度と短六度がCとEの間に生まれます。トライアドが作れるようになりました。そしてこの5つの音で何ができるのかというと、みんな大好き諸刃の剣、ペンタトニックです(笑)
さあここまでで音楽が奏でられるようになりました。
あれ?何か足りない?
ペンタトニックだけやったら心地良すぎて曲が終われません。
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そうです、半音。
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さあ、次に進みましょう。
C-G-D-A-E-B
Cの半音下Bが現れました!これで導音が生まれ、トニックCに進み曲を終わることができます。
長かった五度圏のスケールを作る旅もいよいよ終盤、次に進みましょう!
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来い!
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F♯!!!
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Cとトライトーン
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しかもF♯ってGの導音。。
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転調したやん。
また一からですか。
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こうしてぐるぐる回る五度圏の旅は続きます。
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昔の人がBの次にFを持ってきて長音階を作った理由が少しわかった気がします。
そう、アイオニアンは妥協の産物です。(嘘)
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