重力と引力
僕の考える音楽の重力はメロディとハーモニーの2種類。そこに引力が働いていると言う感じ方です。
メロディの重力はあるフレーズが上行したいのか下降したいのか。例えばミファソ、、と来たら「ラ」に行くとか、ラソファ、、と来たら「ミ」に落ち着くよね!とか。
ハーモニーの重力はトニックとドミナントの関係で、G7はCもしくはG♭に行くとかそういう事です。
なのでそれほど深い意味はないです。でも重力を感じることに大きな意味があります。
それに対する引力はトニックサウンドのこと、、ここで言うトニックとはコードの機能としてのトニックではなく、コード間の相対的なトニックです。例えばキーがCでG7はドミナントですが、D7からするとG7は引力があり僕は一時的なトニックに感じています。
D7 – G7 – Cのコード進行を表現するなら宇宙空間で行うスイングバイする感じかな(笑)
地球がCで月がG7
そして重力を持った正体不明の隕石D7が月の引力に引かれるも月には落下せずにそのまま月をぐるっと回って今度は地球に向かうみたいなイメージ。
D7 G7 C7 F7 B♭7,,,,,と言うV7の5度下降の連続はそれぞれの引力と重力が働きあって永遠に落下し続ける感じですね。言うなれば地球のまわりをグルグル回ってる人工衛星みたいなものです(理論的にはExtended Dominantの連続と言います。)
いつも変な例えばかりするんですけど、これを何とか理論的に説明できないかな〜って色々調べてたら最近何かと話題のJacob collierがとても面白いアイデアを語っていました。
Negative Harmonyというのは今さっき知ったのですが、これは普段意識してる音や響きに重力があると感じていることをうまい具合に説明できそうな考え方です!
キーを確定するのは5度の音程と言うのは完全にagreeです。CならGの音で、CとGの間にあるポイントEとE♭の間もめちゃくちゃよくわかる!
これもとても簡単に説明すると五度圏(Cycle of 5th)を縦に割って左右対称に見ていくという事ですが、今この動画見たところなのでまだ何なのかはっきりわかってないのでこれから勉強します!