自由にフレーズ創り出すために
インプロビゼーションとは型にとらわれず自由に思うままに作り上げていく演奏方法です。
しかし、自由に作り上げて行くには音楽的知識も必要になってきます。インプロビゼーションのレッスンでは有名な楽曲のアドリブや、メロディーラインを譜面におこしていき、そこからメロディーを変化させていく等、アドリブをするのに必要な知識を学んでいきます。
音楽理論に基づいたものから、完全にフリーなインプロビゼーションまで対応できます。
インプロビゼーションだけに限らず音楽は頭で考えるものでなく耳で聴くものですので、理論的なではありますが耳を最大限に使い各々の感性に基づいた、人間的・音楽的なインプロビゼーションになるように心がけています。
「なぜそのようなフレーズを作りたくなったのか」ということを考えたり「理論的にはおかしい音でも心地よい」という事もよく起こります。そういったことを理論と感覚の観点の両方から考えていきましょう。
レッスン内容について
楽曲のメロディーやコード進行・スケールなどを分析してどのようなテクニックが使えるのかを詳しくアナライズ(分析)します。
- メロディラインからスケールを導き出す
- コード進行の理解 II-Vなどのジャズ的なテクニックの発見
- アプローチノート、ターゲットノート
など
アナライズをもとにアドリブするときのメロディーのテクニックを練習したり、そのラインから発展させたメロディーラインを考えたりします。
- スケールの練習
- フレーズの練習・創作
- フレーズのつなげ方や始まり方、終わり方
など
コードに基づいたスケールを使ったアドリブの仕方、さらにメロディーとリズムを組み合わせたユニークな弾き方などを練習します。
- コードトーンとテンションの理解
- コードとスケールの関係の理解
- リズムから導き出されるメロディー
など
更に複雑なテクニック。3トニックシステム、モード奏法、モードから派生するアウトサイドの演奏法(コードに捉われないメロディーライン)その他数々の有名ミュージシャンが演奏したテクニックなどを身につけます。
- オーソドックスなテクニックをもとにしたパターン練習
- モード(スケール)を意識した自由なソロ
- フリーインプロビゼーションへつながるようなアイデア
など