楽譜作成ソフトFinaleによる見やすいリードシートの作成を承っています。

リアルブックやフェイクブックに載っていないマイナーな曲や、セッションやライブで演奏したい曲のリードシートを作成します。シンプルなものから複雑なハーモニーやキメを含む楽曲まで、できる限り正確に作成しています。

見やすさを追求した譜面

近年、アウトソーシングなどのウェブサービスを利用してリードシートを購入することもできますが、期待通りのものではなかったという声をよく耳にします。

譜面作成ソフトをお使いの方も多くなり手軽に譜面作成ができるようになった反面、ノーテーション(記譜)の知識がないまま作成したり、ソフトをデフォルト設定のままで使用したりてしまうと、せっかくソフトを使っているのにも関わらず見づらい譜面を作ってしまう場合が多いようです。

見やすい譜面を作るにはノーテーションの知識や演奏の際の視認性・必要最低限ながら正確性・譜面全体のスペーシングやマージンなどのデザイン性まで考慮しないといけないと考えます。

Finaleをデフォルト設定のまま使わず、五線・小節線・表現記号・コードなど、これらの表記を見やすくするためにきちんとスペースを保ち、全体の見やすさなども考慮してマージンを設定したオリジナルのフォーマットを使用しています。

視認性の高いレイアウト

出来るだけフレーズの途中で段が変わらないように、また小節内の音符のバランスもとりながら作成します。

小節内のイマジナリーバーライン(仮想小節線)を意識し、連桁(れんこう)を調整しています。仮想小節線よりも符割が優先される場合は仮想小節線を越えて連桁を使用したり、仮想小節線内でも連桁を解除できます。

シンプルに作るからといって無駄に反復記号を取り入れたりせず、音楽的に必要不必要を見分け、ダルセーニョやコーダ、リピートマークを効率よく使うことにより、見易さとシンプルさのバランスを考えて作成します。

1段あたりの小節数、各小節の幅、五線同士の間隔、音符やコードの大きさだけでなく、譜面全体を見た時の余白の取り方にまでこだわっています。

各種コード表記、フォントに対応

Finaleに付属するフォントMaestroやKosaku以外にJazzやBroadway Copyistにも対応しています。

フォントによる違いのイメージはこちらのウェブサイトでご確認いただけます。
https://elbsound.studio/music-font-comparison.php

当サイトで販売しているリードシートはBroadway Copyistフォントを使用しています。

Broadway Copyistフォント

Times New Roman, Maestroフォント

maj7, △7, m7, -7, などのコード表記にもできる限り対応します。

ただし一部フォントには大文字と小文字の区別がないためMaj, majなどの指定ができない場合があります。

当サイトのコードサフィックスルールについてはこちらをご覧ください。

コード表記の例

移調、歌詞にも対応

  • C譜にオプションでBEベース譜などの移調譜を作ることもできます。
  • 移調譜のみでも可能です
  • 歌詞をつけることも可能です

リードシートの範囲

リードシートとはジャズミュージシャンが通常演奏するときに使う、メロディとコード・キメなど演奏に必要な最低限の情報がシンプルに書き込まれた楽譜です。

  • コードとメロディのみのシンプルなものから、ベースラインや詳細なリフなどきめ細やかなものまで対応いたします。
  • ジャズだけでなく様々なジャンルに対応しています。
  • アドリブのコピーに関してはリードシートには含まれません。
  • アドリブのトランスクライブ(耳コピー)に関しても承っておりますので、別途ご相談ください。

料金について

  • 料金は一定ではありませんが、おおよそ以下の通りです
  • 打ち合わせ時にお見積もりをお出しします

基本料金

A4サイズ1枚あたり

1000円〜3000円程度

1枚に収まる小節数・段数と採譜の難易度によって変化します。

B譜, E譜など、移調譜を追加

C譜の半額分

移調譜を追加する場合はC譜の料金の半額です。

  • A4サイズ1枚あたり8段前後

  • 譜面の視認性やフレーズなどを考慮して1段の小節数や1ページあたりの段数は変動します。

  • 難易度は音源を聴いて判断し、お見積り時にお知らせします。

作成日数と難易度

採譜に時間がかかる場合

+500円/30分

2時間程度であれば基本料金以内です。
難易度が高く採譜に時間がかかる思われるときは
見積もり時にご連絡します。

お急ぎの場合

合計金額+30%

お急ぎの場合はお申し付けください。
繁忙時にはお答えできないこともあります。

  • 作成にかかる時間は曲の長さや難易度によって変わります。それにより基本料金に加算されます。

オプション

ベースラインやリフなど

無料

イントロやエンディング、テーマ内に含まれるもの。


表現記号の付加

無料

フォルテ・ピアノ・クレシェンドなどの表現記号。


コード楽器のボイシング

+500円〜

ギターやピアノなどコードの積み方を採譜します。 難易度や数により変わります。

演奏上必要と判断される場合はあらかじめ基本料金に含まれています


 

歌詞の付加

+500円〜

長さにより変わります。

  • リードシートに含まれる最低限の情報以外にご希望があればご相談ください。基本的には無料ですが、難易度によってはオプション料金となります。
A4サイズ1枚あたりのおおよその目安

ジャンルによる明確な値段設定はありませんが、おおよその目安としては以下の通りです。

  • ジャズなどシンプルなフォーム:1000円〜1500円
  • ポップスなど少し複雑なフォーム:1300円〜1800円
  • こまかいキメが多く、採譜難度の高いもの: 2000円〜

例:お急ぎでの歌詞ありの譜面作成(1枚あたり1300円として合計2枚の場合)

料金の一例

作成の流れ

ご依頼

まず下記のオーダーフォームからご依頼の曲についての詳細をお知らせください。 通常、24時間以内にお知らせいただいたメールアドレスに返信が来ます。

打ち合わせ

制作の日数、お見積もり等の打ち合わせをメールにてさせていただきます。さらに譜面の仕上がりイメージなど詳細がございましたらお知らせください。おおよその見積もりをさせていただき、お支払い料金の目安をお知らせいたします。

譜面作成

制作日数は通常ですと数日、繁忙期ですと1週間から10日ほどいただきます。 確認事項がある場合はその都度ご連絡させていただきます。(電話番号をいただいた方は、詳細打ち合わせなど場合により電話確認させていただくことがあります。)

お支払い

この時点で料金が決定します。ご依頼時にお選びいただいた方法でお支払いください。クレジットカード払いの方はご請求書兼お支払いフォームをお送りします。銀行振り込みの方はご請求書にて振込先をお知らせいたします。

完成!

譜面が完成しましたらPDFをメールにてお送りいたします。 なお、ご購入された譜面を不特定多数の方にコピーしたり、ダウンロードできる状態にする事はおやめください。(バンド内で共演者に限ってコピー、配布することは可能です)詳しくは利用規約をお読みください。

Creative Commons

当サイトでご購入いただける楽譜のライセンスはCC BY-NC-ND 4.0となっています。

以上のことを主な条件に、営利目的(ライブ等での演奏)での利用が行えるクリエイティブ・コモンズライセンスです。

クリエイティブ・コモンズとはなんですか?

「クリエイティブ・コモンズ」とは、作品の利用と流通を図ろうとする活動の名前です。また、その活動を行っている団体の名前でもあります。日本では、コモンスフィアというNPO法人が中心となって活動を行っています。本部は米国にあり、それ以外にも世界の50を超える国や地域のプロジェクトチームが連携して活動しています。

・クリエイティブ・コモンズの考えについて

日本では、作品の創作と同時に自動的に著作権が発生します。著作権は、作品が勝手に模倣されて作品を作る人が創作することへの意欲を失わないようにするために(もともとは活版印刷術の時代に多額の資金を使って出版した本の海賊版が出まわって、本の出版の意欲が失われないようにするために)誕生した権利です。そのため、他人が著作権を持っている作品を、勝手に使うことは許されない、という考えが前提になっています。

しかし、全ての作者(以下、「クリエイター」と言います。)が本当に「自分の作品は、誰にも使わせたくない!」と思っているのでしょうか。クリエイターの中には、自分が作った作品を皆が知ってくれること、使ってくれること、自分の作品に手を加えて遊んでくれること、これらのいろいろな利用のされ方を歓迎し、皆と共有することに満足を得る人もいるのです。特にインターネットの世界では、そうした楽しみ方をするクリエイターの人たちが多く存在します。

私たちクリエイティブ・コモンズは、著作権の存在を前提としながら、クリエイターの方々が安心して作品を使いあって楽しめるためのツールを作ろうと考えました。具体的には、「この条件でなら使ってもいいよ!」という意思を簡単に表明できるようなシステムを作ったのです。それが、「CCライセンス」です。

クリエイティブ・コモンズウェブサイト – FAQより